診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:00~12:30 | ● | ● | / | ● | ● | ● | / |
14:30~18:30 | ● | ● | / | ● | ● | ● | / |
皆さんこんにちは🍀
夏ももうすぐですね!
コロナが落ち着いてきたかと思いきや第7波が到来してしまいました💦
皆さん体調は大丈夫ですか?
早く何も気にせず思い切り夏を満喫したいですね🎐
さて、今回は顎関節症についてお話ししていきます
❓顎関節症とは❓
口を開こうとすると顎関節や顎を動かす筋肉が痛くなる
あるいは十分に大きく口を開けられない
または、口の開け閉めで顎関節に音がする
顎関節症にはこういった症状が現れます
一生の間、2人に1人は経験すると言われているほど多くの方が経験しています
症状が音だけであった場合、肩や首を回した時に音が出る状況と同じですが、顎関節は耳のすぐ隣にあるので音が気になるという方が多いそうです
この音を消すためには手術が必要となり、世界的には「音だけであるならば手術すべきではなく、治療する必要はない」とされています
しかし、口を大きく開け閉めした際に痛みがあり、またこれが1週間以上続いている場合は、歯科医院を受診してみた方が良いでしょう💡
また、医療機関に来院される患者さんでは女性が多く、年齢は10歳代後半から増加しますが、20~30歳代で最大になり、その後は年齢が増えるとともに来院する患者さんは減少していくそうです
❓どのような症状がでる❓
顎関節症の病気の状態は現在では4つに分類されています
①関節内にある関節円板というクッションが前方にずれることで起きる「カクンカクン」という音が出る状態
この症状が最も多いとされています
②ずれがもっと大きくなることで大きな口が開けられなくなる状態
特に口が大きく開かなくなると、口を開けたり食品を噛もうとするときに痛みが出ます
この2つの状態で来院される方が全体の60%ほどになります
③顎関節そのものには痛みはないが、下顎を動かす筋肉がうまく働かなくなり、口を開けようとすると頬やこめかみの筋肉が痛むという状態
あるいは関節円板のずれはないが、口を開けようとすると顎関節が痛む捻挫に似た状態があります
④関節を作っている骨が変形するタイプの顎関節症
このタイプはこれまでの3つのタイプほど多くはありませんが、長年顎関節症が続いていたり、年齢の高い方に多くみられます
❓なぜ顎関節症になるの❓
顎関節症には、様々な原因があると言われています
・歯ぎしり、食いしばり
継続的に歯ぎしりや食いしばることで、歯に負担がかかるだけでなく顎の筋肉や関節にまで大きく負担がかかります
・普段の姿勢
猫背や頬杖、足を組む癖など、悪い姿勢が長時間続くことで全身の筋肉のバランスが乱れ、顎にも影響することがあります
近年では、スマートフォンやパソコンなどを操作する際の前傾姿勢も問題視されています
・ストレス
ストレスや不安は筋肉の緊張をまねき、歯列接触癖(TCH)や歯ぎしり・食いしばりにつながります
ストレスを溜め込まないように、趣味や運動で発散させることが望ましいです✨
※歯列接触癖(TCH)とは…
平常の安静時には上下の歯列間に1~3㎜の隙間があり、 上下の歯が接触するのは、物をかむ時と飲み込む時だけです
その時以外に上下の歯を接触させる癖を歯列接触癖(Tooth Contact Habit)といいます
◎治療法◎
まずは普段の姿勢や食いしばり、TCHなど、顎に負担がかかるような習慣や癖がないか確認をします
日常生活で気をつけることによって、症状が改善する場合があります
必要であればCT検査で、顎関節の骨の状態を確認します
治療計画を患者様と一緒に話し合った上で、治療を進めていきます
夜間の食いしばりがある方には、一般的にはマウスピースによる治療を行います
これは上顎の歯列に被せるプラスチックの装置です
これを夜間睡眠中に使用することで、夜間の無意識な噛み込みで生じる顎関節や筋肉への負担を軽減させます
顎関節症は、自然治癒することもあります
必要以上に顎関節に負担をかけないようにすることで改善が見られるケースも少なくありません
しかし、症状がなかなか改善されない場合や、さらに悪化していると感じた場合は、歯科医院を受診することをお勧めします🌱
今回も最後までご覧いただきありがとうございました!
また、次回のブログもお楽しみに✨
fin.