多数の歯を失っている場合、適応症となりますが、歯周病にかかって弱っている周りの歯に入れ歯を維持するためのバネをかけないといけないので、やがて、その歯を抜かなければならなくなる可能性が高くなります
そして、入れ歯の大きさが少しずつ大きくなる傾向があります
異物感があったり、十分に咀嚼できないなど欠点があります
みなさんこんにちは!!
いよいよ夏が到来しました🎐
暑さ対策は大丈夫でしょうか?
熱中症には気をつけてください☀️
今回はインプラントについてお話させていただきます
何らかの原因で歯を失ってしまい、インプラントにするか入れ歯にするか、迷っていらっしゃいませんか?
もし悩んでいる方がおられましたら今回のブログを参考にしていただきたいです🍀
◉インプラント・入れ歯・ブリッジの違い◉
【インプラント】
外科手術を行って人工歯根を顎の骨を埋め込み、人工歯を装着して噛む機能を回復させます
固定式なので違和感がなく、しっかり噛むことができます
また、自分の歯に負担がかからないので、自分の歯が入れ歯やブリッジより長持ちする可能性がたかいです
少数から多数まで適応可能です
【入れ歯】
失った歯の部分に取り外し式の義歯をはめて使用します
失った歯の機能を回復させるための、最もオーソドックスな治療法です
比較的簡単な治療法ですが、審美的な問題が起こったり、異物感がある、十分な力で噛めない等、欠点も
あります
他に、入れ歯を支える歯が少しずつ弱ってくるという欠点もあり、理想的な治療とはいえないこともあり
ます
【ブリッジ】
歯がない部分の両隣にある健康な歯を削って、人工の歯を上からかぶせる治療法です
1歯あるいは多くても2歯まで歯を失った患者さんが適応症になります
隣の歯が負担加重になってしまう可能性があり、歯の寿命が短くなる可能性もあります
機能性はインプラントとほぼ同等ですが、奥歯のブリッジの治療を保険診療で行った場合、金属部分が目
立ちます
さくらデンタルクリニックでは、それぞれの治療方法のメリット・デメリットをご説明の上、一人一人の患者様に最も適切な治療方法をご提案します
最適な治療法を選択する上で重要なことは歯を失った原因です
原因を十分に考慮し、それに対する十分な対策を講じた上で、適切な治療法を選択します
①虫歯で歯を失ってしまった場合
まずは虫歯にならない口内環境を作ることが大切です
適切な歯磨きや砂糖などの甘味制限が必要です
【インプラント】
周りの歯に負担をかけることがなく、またインプラントは虫歯になることはありませんので、インプラント治療が望ましいことが多いです
【入れ歯】
簡単な治療法ですが、健全な歯に入れ歯のバネをかけないといけないので、その歯が虫歯になるリスクが上がる可能性があります
【ブリッジ】
失った歯の両隣に健全な歯があれば治療は可能です
健康な歯を新たに削らないといけない場合は、その歯が虫歯になるリスクは上がる可能性があります
②歯周病で歯を失った場合
この場合は、虫歯で歯を失った場合より深刻です
虫歯の場合は1本単位で悪くなっていることが多いですが、歯周病で歯を失った場合は、他の歯も歯周病にかかっている可能性があります
重度の歯周炎の場合は、どの治療法を選択するにも注意が必要です
【インプラント】
他の歯に対する負担が少ないことでは他の治療法より優れていますが、インプラントも歯周病になります(インプラント周囲炎)
このため、他の歯の歯周病の治療を徹底して行うことがとても大切です
また、歯を失った部位の骨が大きく失われている可能性がありますので、インプラント治療を行う上で、歯槽骨の造成が必要になることがあります
当院では、歯周病の患者様に対しても、徹底した歯周病治療を行った上でインプラント治療を行っています
インプラント周囲の骨造成も積極的に行って、安定した治療結果を提供しています
このため、当院ではインプラント周囲炎の発症率はとても低いです
✔️【入れ歯】
多数の歯を失っている場合、適応症となりますが、歯周病にかかって弱っている周りの歯に入れ歯を維持するためのバネをかけないといけないので、やがて、その歯を抜かなければならなくなる可能性が高くなります
そして、入れ歯の大きさが少しずつ大きくなる傾向があります
異物感があったり、十分に咀嚼できないなど欠点があります
✔️【ブリッジ】
両隣の歯を削らないといけない、負担加重になるなどの欠点はありますが、骨造成が必要なインプラント治療と比較すると治療は容易になります
もちろん、すべての歯の歯周病治療を徹底して行うことは大切です
支えている骨が少なくなって歯が動いている場合は、たくさんの歯をつないでブリッジを入れることで歯の固定ができます
③破折によって歯を失った場合
歯ぎしりや強い噛み締めなどの習慣によって、歯が破折することがあります
歯にヒビが入ったり、破折した場合は、残念ながら抜歯しなければなりません
歯の神経をとっている歯で残っている歯質が薄くなっている場合、健全な歯に比べると破折しやすくなります
また、歯並びなどに問題があって、噛み合わせのバランスが悪くなっていることで、歯が破折することもあります
少数歯から多数歯にわたるまで、インプラント治療が適応できます
ただし、不正咬合がある場合は、噛み合わせのバランスを考えた上でインプラント治療を行う必要があります
状態によっては、矯正治療の後にインプラント治療を行う方が望ましい場合があります
【入れ歯】
多数の歯を失った場合に適応になります
比較的簡単な治療法ですが、取り外しをしないといけないので、異物感があったり、咀嚼機能は十分に改善しません
残っている歯にバネをつけないといけないので、審美的に問題が出る場合もあります
【ブリッジ】
1、2本の少数歯欠損に適応できます
隣接した健全な歯を削合する必要があり、各々の歯に対する負担は増大します
そのため、ブリッジの土台になる歯が神経のない歯だった場合、その歯の破折のリスクが増大します
不正咬合が歯の破折の原因になっている場合は、矯正治療を行った方が望ましい場合があります
少し長くなってしまいましたが、いかがでしたでしょうか
もっと詳しく知りたいという方はこちらのページをご覧いただけたらと思います
当院長は口腔インプラント学会専門医を持っており、インプラント治療に特化しております
一人一人の患者様と向き合い、ご要望に沿って治療計画を立てていきます
不安なことや困っていることなどございましたらいつでも気軽にお問い合わせくださいね
今回も最後までご覧いただきありがとうございました
また次回のブログもお楽しみに✨
end.